こんにちは。しいたけクリエイティブ御用達ライターのえりです。
今日はしいたけのJapan Travel Awardsのサステナビリティ部門にちなんで、私が家族と共にこの春移住した、海と山の町・千葉県いすみ市での実体験を通しての再発見、そして今日から始められる環境アクションを紹介します!
この夏もまた日本各地を豪雨が襲い、50年に1度の大雨、観測史上最高という言葉はもはや、日常的に使う言葉となってしまいました。
ギリシャやトルコでの山火事に、自然災害のイメージがなかったドイツやベルギーでも洪水による多数の死者が。そして今日もNYを含むアメリカの広範囲を襲うハリケーンによる被害が大ニュースとなっています。
いつ、どこで、自然災害や異常気象が起こってもおかしくない今日、その対策を行政や企業だけに任せていいのでしょうか?
当然行政がルール作りをすることは重要です。でもその行政を作るのも私たち。つまり私たちが危機感を持ち、行動に移すことが気候変動対策には欠かせません。
個人レベルで気候変動対策を、と聞くと小難しく聞こえます。でも実は、日々の選択に少し工夫を加えてみる、それだけのことなんです。
- 田舎暮らしで、「心地いい」から当たり前になった選択
- 忙しいからこそ求めていた、ゆとりある生活
- 今日から始められるエコ活
- 「自然に寄り添う体験」という選択
- 1人の100歩より100人の1歩
- 今日もどこかで異常気象
- ジャパントラベルアワード2022 エントリー募集中
田舎暮らしで、「心地いい」から当たり前になった選択
およそ半年前、千葉県九十九里浜の南端に位置するいすみに家族4人で移住して以降、自然と当たり前となったいくつかのルーティーン。
心地いいいから、楽しいから続いているこれら習慣は、実は環境にも優しい選択でした。
■畑で直接買う野菜
野菜は近所の農家さんの畑で採れたてを購入。作り手と直接、たわいもない会話をしながら収穫する野菜ほど、贅沢なものはありません。もちろん余計な包装もありません。
■コンポスト
毎日の生ゴミを堆肥に変える、コンポスト。生ゴミを土や枯草などで覆って放置すれば、夏場は3ヶ月程度で堆肥に変身してくれます。
可燃ゴミの総量が減って、ゴミ出しの頻度が減少。さらにコンポストの効果か、家庭菜園初心者にもかかわらず、すくすく野菜が育ちました。
■家庭菜園
初めて庭のある家に住んで、始めた家庭菜園。
子ども達は庭で遊びながら、赤く実ったミニトマトをパクリ。その他この夏は、長茄子、ピーマン、インゲン、枝豆なども実をつけてくれました。家庭菜園1年目にしては上出来です。
また最初はスカスカだったハーブガーデンも一夏で小さな茂みと化し、気が向いた時にローズマリーやレモンタイム、ミントなどのフレッシュハーブティーを淹れるのが至福の時間となりました。
■オーガニック給食
いすみ市内の小中学校の給食に出されるのは地元産の有機米「いすみっこ」。全国の自治体で初めて、2017年から給食で農薬、化学肥料を一切使わないお米を100%使っています。
お米に続いて、ニンジンや小松菜などのオーガニック野菜も積極的に使われるなど、自治体として有機農業を推進しています。
都会にいた時よりも、より季節を感じながら日々を過ごすようになりました。山と海に囲まれ自然に恵まれたいすみは、環境に配慮した生活を送りやすい場所と言えるでしょう。
忙しいからこそ求めていた、ゆとりある生活
このような生活はいすみだから、実現可能なのでしょうか?
私たちはこの春までは東京で子育て×共働きの文字通り毎日が綱渡り状態。
しかし2年前、偶然見た海洋プラスチックについてのドキュメンタリーが生活を見直すきっかけとなり、多忙な日々の中でも今と大きくは変わらない生活を送っていました。
忙しいからこそより一層、少しでも心のゆとりを感じる時間を求めていたのかもしれません。
今日から始められるエコ活
私が使い捨てプラスチックをなるべく減らすことから始めた自称エコ活動。そのうち、海洋ゴミやプラ問題に限らず、農薬や畜産など食にまつわる問題やジェンダー格差など、様々な社会課題が「環境問題」という言葉の裏でリンクしていると気付いたのです。
だからこそ使い捨てプラを辞めるだけではなく包括的にアプローチする必要があります。
エコ生活3年目、まだまだ道半ば(そしてゴールに到達する日はこないであろう)の私だからこそ勧めたい、居住地に関わらず今日から始められるアクションを紹介します。
■パワーシフト
家庭の電力に再生可能エネルギーを選択することで、個人レベルでも大きなインパクトを残すことができます。
電力会社の変更は、携帯のキャリア変更より簡単です。
所要時間5分、工事不要、月額料金は同等or安くなることが多いと言います。(我が家は引っ越し当初から再エネなので比較できません。前の家はマンションの一括契約で変更できず。涙)
もちろん電気の使用感は同じで、デメリットも見当たらないので変えない理由がありません。電力会社の選び方はこのサイトが参考になります。
■使い捨て容器の削減
・レストランなどのテイクアウトはタッパーに。(ミスドもタッパーに)
・最近増えつつある計り売り店で、必要な量だけ購入。
・豆腐屋、米屋、八百屋、パン屋などの小さな専門店では、持参した容器に入れてくれる確率大!ぜひお店の人とコミュニケーションを。